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新工場建設のお知らせ

この度、坂口工業株式会社では、より高品質な製品生産環境の実現のため、新工場を建設する運びとなりました。
完成は2020年11月を予定しております。

新工場イメージ

新工場建設の経緯と目指すもの

坂口工業株式会社は昨年、50周年を迎え、創立記念日である2020年6月12日からは52年目に入ったわけです。

新工場建設にあたっては、既存工場の改修の検討からスタートしました。これは、既存工場には最大5tクレーン1基があるものの、その他は2.8tクレーンで操業しております。現状の受注建物の仕事を維持していく上では十分であるものの、この上のクラスの建物を受注し、溶接ロボットの稼働頻度を上げていくには、10tクラスのクレーンが必要になってまいります。

そこで半年間をかけて、既存工場を補強して10tクレーンを入れるべく各種調査をいたしました。しかしながら、補強することがなかなか難しいという結論になり、新築に踏み切りました。

新工場は、隣接する旧事務所、小工場、塗装ヤードに建てる計画としました。事務所は隣地借地(駐車場)の一角に仮設事務所を建設し、塗装ヤードは第二工場(川原井工場)に設置しました。さらに既存工場の稼働を全く妨げることなく工事を進める必要があり、搬入搬出路を工事中も確保できる計画といたしました。

とはいえ、坂口工業株式会社がある土地は周辺も含めて昭和60年に「市街化調整区域」に指定されているものです。したがって基本的には新築建物は作れません。そんな中、市原市様と協議を重ね、既存工場の登記面積の1.5倍までの増築を認めていただきました。勿論、新築後既存建物解体が条件となっています。仮設事務所についても「仮設」という事で許可をいただいております。

以上により、新工場完成の暁には、今までより重量のある製品の製作に臨めますし、溶接ロボットの利用も増やせると考えております。これにより生産性を高め、生産量を大幅に増やしていけると考えております。勿論、Hグレードを目指すことも可能になり、数年後の取得を目指して、体制を構築してまいります。

更にこの事業により、より一層社員の結束力が増し、愛社精神も増幅すると考えております。また、新卒者を含めた採用についても、期待を持てる物になることが予測されます。さらに、社員が一体となり事業に取り組んでいくことで、坂口工業株式会社が大きく飛躍していくことと期待しております。

2020年7月
坂口工業株式会社
代表取締役社長 住田 洋

新工場建設 概要

・工事場所:千葉県市原市上高根1603-1
・構造規模:鉄骨造 地上1階
・建築面積:1863.11㎡
・工期:2020年4月1日~2020年11月10日
    (既存事務所他解体工期:2020年1月10日から2020年3月31日)
・設計者:株式会社 T.S.Architects
・施工者:株式会社 松尾工務店
・施工協力:日鉄物産システム建築 株式会社
・ホイスト天井クレーン
 定格荷重10.0t 2基 スパン:19.34m 揚程:8.837m
 定格荷重4.8t 2基 スパン:19.34m 揚程:8.663m
・ホイスト片脚クレーン
 定格荷重2.8t 3基 スパン:7.0m 揚程:5.173m

建設現場写真